「NUCON #nucon」(2014年02月04日)の参加メモ
だいぶ時間が経ってしまいましたが↓なイベントに参加してきました
NUCON - つなぐ、つながる、ヌーラボのカンファレンス 2月4日東京にて開催!
公式ブログに資料もアップされ済みなので個人的感想とメモ程度のまとめを。
NUCON 資料を公開しました! | Nulab 日本語ブログ
そもそも、なぜに#nuconに参加したかと言えばAWSの構成図を描くのには
欠かせないサービス!! Cacoo の開発元 株式会社ヌーラボ さん主催イベント!
これは行くしかない!となったからです。
実際 Cacoo はよく利用しますし、非常に使いやすくしかも基本無料!
エンジニアとしてはバックエンドやフロントエンドの技術も気になりますし
基本無料でサービス展開しているので収益モデルも気になりました。
基調講演
株式会社ヌーラボ さんの各サービス紹介がありました。
満員御礼&応募多数のためUstでの配信がありました。
NUCON 満員御礼につき基調講演を Ustream します! | Nulab 日本語ブログ
以下メモ(個人的感想含む場合あり)
- Backlog の利用は20万アカウント以上
- 公式アプリとして Backlog の iPhoneアプリをリリース予定
- Backlog の 事例紹介 で iret さんが画面にて紹介される!
- Cacoo の利用は110万アカウント以上
- そのうち日本のアカウントは14%で残りはすべて海外
- インストール導入型の Cacoo エンタープライズ もある
- Cacoo エンタープライズ の事例紹介として DeNA さん COOKPAD さんが紹介される
- Cacoo SDK も提供している
- Typetalk 今日(2/4)正式リリース!
- 業務外で自分が使いたいと思えるものをコツコツ作って社内公開
- 社内からのフィードバックで改善を行っていたら正式プロジェクトになった
- 今後は Backlog の連携機能などいろいろ予定あり
- シングルサインオン用の ヌーラボアカウント を作った
- これで1つのアカウントでサービスを利用できる
株式会社ヌーラボ さんは全員で20数名で、ほぼエンジニアの会社
その規模で全世界のユーザーが使うようなサービスを多く手がけていますし
#nucon 自体も大きな規模で行われていて非常に驚きました。
今所属している会社も人数だけなら7倍?ぐらいですが、世界に通用するプロダクトは
もちろんありませんし、イベントを行っても集客も見込めないと思います
何よりイベントそのものが成立しない気がします・・・残念なことに。
やはり楽しく作って、楽しく利用できるようなプロダクトや会社は違うなーと
当然いろいろと見えない部分での改善は多々あるんでしょうけども。
各トラック
Technical Track とGeneral Track と Git Track がありGit Track ではGit ハンズオンが
開催されていました。Technical Track を覗きに行くと部屋に入れないほどの
沢山の人!人!人!だったので General Track に潜入! Technical Track は資料と
まとめとタイムラインで確認することにしました。
ヌーラボサービスの利用事例
株式会社シャノン 堀 譲治 さんの講演
以下メモ(個人的感想含む場合あり)
- 早くから会社としてアジャイルを導入している
- これは効率を上げるため
- その中で Backlog のサービスを使い始めた
- 今ではBacklog なしでは運用が出来ないほど基幹のサービスとなっている
- 現状はBacklog を社内・社外の連携ツールとして利用
- 開発は1週回った感があり他のツールも使っている
- Backlog でのやり取りは非常に効率がよく履歴・過程がわかるのがいい
印象に残ったのは写真でもありますが、いくら開発チームがアジャイル開発で
品質とスピードをあげても全体として最適化が行われなければダメだし
開発がちょっと遅れたからってすべて失敗になること事態が少ない
そうい意味でもBacklog のツールでコミニケーションを取ったり
進捗を共有することが大事!
株式会社EVERRISE 古賀 淳一郎 さんの講演
以下メモ(個人的感想含む場合あり)
- ベトナムにいてオフショア開発を仕切ってました
- 人月単価20万ぐらい
- Backlog はベトナムと日本ので利用
- 現地への仕様や指示に使っている
- 日本語とベトナム語の併記で運用する
- 通常現地のブリッジSEを日本語が出来るというポイントで選択しがち
- しかし、日本語が出来てもエンジニアスキルが高くない場合もある
- なのでエンジニアスキルの高い人をブリッジSEとして立てる
- 言語の壁はペアで通訳を入れることで解消している
- この方法で品質が改善されている
人月単価20万ってびっくりでした・・・これは何か自分に武器がないと
この先さらに生き残りが厳しくなるような複雑な感じです。
IMPACT MAPPING ~ インパクトのあるソフトウェアを作る
株式会社チェンジビジョン 平鍋 健児 さんの講演
以下メモ(個人的感想含む場合あり)
- 世界の平鍋さん!お話を聞くのは今回が初めてなのでちょー楽しみ
- 迷わず一番前で聞く
- マインドマップを使ってWHYまでの道のりを示す
- マインドマップを使うことでtree構造で全体を把握できる
- やること・やらないこと・出来ないこと・関係ないこと 全部書き出してもいい
- 可視化して共有できる
- マインドマップであることで修正することも簡単(ソフトウェアによっては)
- 手書きでも出来る!ホワイトボードを使って出来る
- きっちりしすぎないで、ある程度ルーズな感じだからいい
- 詳しい書き方とかは本に書いてあるので購入して読むといいよ!
- アジャイル本だけじゃなくマインドマップの本も書いてるのでぜひ!
まさにこの時いろいろと手戻りや確認が発生した後だったこともあり
非常に興味を惹かれました。また、平鍋さんの話がとても楽しく
興味+150%と言った感じでした。
時間があるとのことで質疑応答が出来るということなので
無謀にも以下を質問してみました
- アジャイルのスクラムにインセプションデッキや ゴールデンサークル理論 との違いと特徴的なところはありますか?
- 1回作って終わりではなく、適切なタイミングでアップデートする必要がありますか?
平鍋さんからの回答は
- どれも手法なので自分にあったものを採用したらいい。インセプションデッキもよく利用するがインパクトマッピングのほうが手軽。また小さい単位のゴール、イテレーション中にも使うことが出るので使ってみてください。
- アップデートの必要は当然ある。デットリンクとなった枝は消す必要があるし追加する必要があれば追加する。それもマインドマップを利用しているのでそんなに手間ではないハズ
私の他に「マインドマップが肥大化した場合、収束させるにはどうしたらいいか?」
との質問をしている方がいました。平鍋さんの回答は「設定するゴールをある程度の
粒度で設定する必要がある。肥大化するのであればゴールの設定が大きすぎるので
その部分調整するといい」との回答をされていました。
個人的に非常に有意義な時間でした。家に帰って早速マインドマッピングは
注文しました!もちろんAmazonで!
分散型企業で学んだ、リモートコラボレーションをスケールする方法
Automattic 高野 直子 さんの講演
以下メモ(個人的感想含む場合あり)
- 所属するAutomattic はリモート勤務
- WordPress でビジネスを行っている
- 1年に1回全社員が集合する
- 他はチームごとの合宿がある
- 社員のコミニケーションはブログとIRCが中心
- どちらも公開状態でログが残るのがいい
- またブログ(WordPress)を利用するのはドックフーディングの意味もある
- コミュニケーションは酸素。 Communication is Oxygen
- リモート勤務に合わない人も当然いる
- 適材適所が大事
- 37シグナルズの「強いチームはオフィスを捨てる」はお勧め
リモート勤務だからこその、コミニケーションの重要性と
オープンであることの重要性が非常に印象的でした。
経営側ともIRCでコミニケーションが取れたりとフラットなチームなんだなぁー
と思いました。
毎日使いたくなるサービスをつくるためのヌーラボ流レシピ
株式会社ヌーラボ 染田 貴志 さんの講演
以下メモ(個人的感想含む場合あり)
- 業界初!首折れエヴァンジェリストw
- 冒頭で書籍紹介
- 自分の書いた部分はブログに載せてある
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リーンスタートアップの考え方大事
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作って・試して・改善してのループを速くまわす
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見た目大事なので、ちょっとの変更でもデザイナーに確認する
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試すときも本気で使わないとだめ
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ドックフーディングは必要
-
コミュニケーションはオープンに
-
情報が可視化され履歴がわかったりしないとダメ
非常に分かりやすく刺さりまくるプレゼンでした
作るのに盲目になりがちで、変なプライドで時間かかりすぎな
プロダクトを多く見てきたので尚更でした。
nulab night
最後は抽選会やら生演奏やらありのお祭りでした!
RedBull なおねーさんが歩いていたりとか株式会社ヌーラボ さんの本気を見ましたw
というか、社員のみなさんによるビートルズの生演奏最高!
平鍋さんも参加してたりして、ちょー楽しそうでした。やっぱり楽しく大事だなぁ
いろいろ得るものも多く、最後の最後まで盛り上がりが続いた非常に素晴らしい
イベントでした!株式会社ヌーラボ さんありがとうございました。
おまけ1
東京のチベットに帰ったら以下の光景だった件
おまけ2
注文してすぐ届く。さすがAmazon!