「デブサミ2014 Day2 #devsumi」(2014年02月14日)の参加メモ

言わずと知れた↓のイベントに参加して来ました。

Developers Summit 2014:開発者のためのITカンファレンス

http://event.shoeisha.jp/devsumi/20140213 

Day1のメモはこちら

デブサミ2014 Day1 #devsumi」(2014年02月13日)の参加メモ

http://uchimanajet7.hatenablog.com/entry/2014/02/17/161356 

Day1のメモに続きすでに公式のまとめを始め、いろいろとありますので個人的な

メモ程度にまとめてみました。

デブサミ2014、講演関連資料まとめ:CodeZine

http://codezine.jp/article/detail/7640

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朝から雪が降り会場周辺も始まる頃にはうっすらと白くなっている状態でした。

天候が影響しているのかDay1より若干人が少ないような気もしました。

その状態で午後からのセッション時間を調整してすべてのセッションを開催

したデブサミ運営の方々ありがとうございました!

【14-C-1】Appcessory開発プラットフォーム

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GClueの佐々木さん。JAWS FESTA Kansai 2013 で少しお話させていただいた

ことがあり、その時にハードもソフトも全部自分でいろいろやっていますとの

ことで非常に楽しそうでしたので潜入!

その他にも今後M2M、IoTと言った流れがくると個人の認証やパーソナルデータは

ハードウェア側に。そのデータの活用をソフトで行うような流れもありそうですし

現在関わっているプロダクトから遠いわけでもないので色々と勉強になりました。

以下メモ(個人的感想含む場合あり)

  • BLE(Bluetooth Low Energy)のおかげで省電力で機器同士を連携できる
  • BLEなんていう規格があったのを知らなかった・・・
  • iPhoneで騒がれている iBeacons はBLE
  • 決済サービスのSquareなどが使うマイク端子も省電力
  • 音声データとして取り込んで元に戻すのはモデムと同じ古い技術
  • wifiは電力消費が大きいが大量のデータをやり取りできる
  • IoTは今後広まると思うが少量多品種となる
  • 自作でも作れるので広まっていくだろうし、広まって欲しい
  • 最近の市販チップは法律上問題ないように適合済みの物が多い
  • 法律適合済みな物は買ってきて組み込みすればいいだけ
  • コストも自分でやれば驚くほど安く出来る
  • 専用の機械もあるが手作業や工夫をすれば出来るので問題ない
  • 基盤部分は割りと何とかなるが、基盤を収納するケースはちょっと難しい
  • 勢いあまって中華レーザーを購入した
  • 電源ONですぐ故障という品質だが、中身はPC/AT互換機だから何とかなる
  • BLE機器→スマホ(アプリ)→クラウドという流れが出来る
  • リトルデータの集合がビッグデータ
  • ユーザーはあまり意識しないでデータをやり取りできるようになる
  • ソフトウェアにクラウドイノベーションが起こったように
  • ハードウェアにもイノベーションが起こる
  • 乗り遅れないでハードもやろう!
  • ハードとソフトの境界が、オンプレとクラウドみたいな関係になるのも近いかも?という感じを受けた

【14-B-2】グリーを支えるデータ分析基盤の過去と現在

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グリーの橋本さん。大量のデータをどうやって処理しているのか?非常に気なる

所なので潜入してみました。構築しながら大量データの操作に対応している感じで

グリーのようなところでも工夫をしながら試行錯誤している様が見て取れて

非常に勉強になりました。

Day1のふりかえりを生かし無謀にもAsk the Speaker にてお話をさせていただきました

現状の基盤をそのままにしてTreasure Data を採用したのは、現状の問題を解決する

一番の近道だと思ったから。今後は平行稼動ではなくいろいろと整理するかも

しれないし、その中で要求が変われば柔軟に対応する。

以下メモ(個人的感想含む場合あり)

  • グリーに入ったときには既存の基盤があった
  • データへの要求や要求する人の種類が増えた
  • そのため現状の基盤だけではつらくなってきた
  • 現状の部分はそのままでTreasure Data のサービスを追加で使う
  • Treasure Data は非常に簡単に使える
  • ログを集める(Fluentd)から貯める(Plasma)まであるのがいい
  • BIツールを用いることで可視化も容易
  • ゲームのデータ解析に利用
  • データ送信量は1TB/月?
  • データは画面遷移の解析や一般的なWeb解析をやっている
  • 可視化の手法として実際の画面上に被せて%表示を行う
  • これによって数値だけよりもより分かりやすくなった
  • ジョブ管理も行っている
  • ジョブの実行者や遅いクエリーを見たり
  • ジョブを効率よく実行できるようにする
  • 今後はPrestoやSparkなどを採用してよりリアルタイムにしていきたい
  • 内容盛りだくさんで途中から聞くだけで精一杯でした

合同サイン会

#nucon で話を聞いた後に手に入れた本を持って来たのでサイン会の会場に!

「NUCON #nucon」(2014年02月04日)の参加メモ

http://uchimanajet7.hatenablog.com/entry/2014/02/16/170731 

 TL上で@t_wada さんがSQLアンチパターンにもサインするよーと発言していて

持ってこなかったことを後悔しました。

で、無事に平鍋さんにインパクマッピングの本にサインいただきましたー

ありがとうございました!

サインは「新しいコト始めよう!」といただきました。いろいろ頑張らないと!

しかも、幸運なことにデブサミFBに載せるからということで

手渡しの瞬間を写真に撮ってもらいましたー

とてもいい記念になりましたーデブサミ運営のみなさまありがとうございました!

タイムラインの写真 - Developers Summit | Facebook

 【14-A-3】IMPACT MAPPING~インパクトのあるソフトウェアを作る

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チェンジビジョンの平鍋さん。上にも書きましたが #nucon でこの話を聞いたときに

今の状況にドンピシャではないかと。いろいろなサービスから使われるような

基盤っぽい部分を作っているとコレ必要?なんに使うんだろう?って場面が多く

かと言ってチームだけでいろいろ決定して作ったとしても、サービス側が利用

しなければ誰のためにもならない機能になるし・・・このあたりをすっきり

見通しよく出来るかもしれないなーと。手法の1つなので試すのが一番ですよね。

以下メモ(個人的感想含む場合あり)

  • 翻訳者2人なのでGitHubを利用して工程を管理
  • ソフトウェアで世界を変えたいと思っている人に読んでもらいたい
  • リーンススタートアップのもう一つの名前候補はエクストリームスタートアップだった
  • そっちの名前ならさらに好きになれたと思う
  • XP大好きなんですねー
  • インパクマッピングは薄いし安いしシンプルなのがいい
  • 無駄なことをしたくないのでそのための手法
  • マインドマップを利用するので手軽
  • 最近スタートアップが増えてるしとても相性はいい手法だと思う
  • リーンスタートアップとも相性がいいじゃないかな?
  • スタートアップ、特にソフトウェアは難しい
  • 正直僕(平鍋さん)ならやらない。
  • マインドマップを使ったデモをいろいろ
  • 使い方として議事録や進捗管理やタスクボードなど
  • マインドマップのいい所はただのツリー構造なので編集や他のソフトへの貼り付けも楽に出来る
  • マインドマップ化することでイメージで覚えられる
  • #nucon に続きの講演でしたが新たな気づきもあり大満足でした

【14-C-4】DeNAにおけるゲーム以外の新規事業の立ち上げ方

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ディー・エヌ・エーの沖津さん。今年度4月に発足してすでに9本のアプリを

リリース!しかもマンガボックスやShowroomのような既に話題になっている

アプリが存在するのは本当に凄いことだなーと。

アジャイルスクラム)への取り組み方やプロダクトの企画からリリースまでを

どうしているのか?非常に参考になることが多く有意義な時間でした。

スライドと話の内容の両方共に盛りだくさんで出し惜しみ無しで素敵です。

Ask the Speaker でも少しお話をすることが出来ました。

開発が企画に参加すると、夜寝る前に思いついちゃった的な物も混じったり

すると思うんですけど、そのあたりの線引き?はどうしているのか?という質問に

確かにそんなこともある。けど慣れてくるにしたがって順次減っていく

自分たちでもこの企画では人が集まらないという感覚が出てきて

いい物にしようとする気持ちも強くなるので自然淘汰される。

以下メモ(個人的感想含む場合あり)

  • 既に9本リリース済みなのは驚きました
  • スクラムもきっちりと教科書のように導入した
  • しかしそのままだとどうしてもコストが高い部分が見てきた
  • コストの高い箇所からカイゼン
  • 今までは「守」の部分だったがこれからは「破」→「離」につなげる
  • 少人数制のチームに移行し、チームの裁量に任せる部分を作る
  • このおかげで本当の意味でのスクラムチームとなった
  • 人が多くなるとやはり歪みは出てくるので、その場合は最適化が必要
  • 思い込みで作ったりするのはアンチパターン
  • リーンスタートアップに学ぶことが多い
  • 検証は非常に大事
  • いろいろな手段を使って検証を行っている
  • エンジニアも企画やサービスの意思決定に参加
  • サーバ・インフラで使いたいミドルウェアや言語はチームごとリードエンジニアが決定する
  • インフラそのものは最強のチームがいるので不安はない
  • 難題もインフラチームが解決してくれる
  • リリース時にはスケーラビリティは絶対に考慮する
  • いきなりCMを放送したり、施策でランキングが上昇することは多々あるから
  • 私の所属する会社もインフラチームがありますが、ここまで違うともうね・・・
  • 一緒なのは部署名だけじゃないですかーやだー
  • 今までのノウハウがつぎ込まれた共通モジュール郡がある
  • これらを利用してスピード感ある開発を行う
  • さらにMBaaSのようなものも積極的に利用する
  • 新しくても便利なら利用してさらにスピードをあげるのは凄いですねー
  • デザイナーもエンジニアもGitHub Enterpriseを利用
  • iOSAndroidの並行開発はしない。必ずどちらか片方(大体はiOS
  • リリース後に反響があれば片方の開発に入る
  • KPIの確認のためにログは非常に重要
  • 余計なことを考えずに目標に向かって行動することが大事
  • カイゼンループの繰り返しで前に進み続ける
  • 銀の弾丸はない
  • 目標は1つ「みんなで世界で勝つ!」
  • 非常に内容も話しも濃いセッションでした
  • いろいろと刺激になりよかったと思いました

 【14-A-5】エンジニアだからできる?自由な生き方

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ミイル/トレタの増井さん。MSXとかテレホーダイとか非常に懐かしい単語から始まった

とても共感できる内容のプレゼンでした。自由とは何か?どうやって自分の価値を

高めていくのか?

Ask the Speaker でも少しお話をすることが出来ました。

自由に出来る環境を作る(今いる環境を変える)のか?それとも新しい自由になる環境に

移るのか?仲間や場所を考えたりするといろいろと悩ましいと思うが、そういった場合

増井さんならどう判断されますか?との質問に

どちらでもいいと思うが、今の環境に関わり続けたい理由があるなら関わり方を変える

事も出来るのではないか?フルコミットするだけが関わり方ではない。

とお答えをいただきました。確かに今と同じ関わり方を続ける必要はないですよね

すごい納得しました。

以下メモ(個人的感想含む場合あり)

  • MSXとかテレホーダイとか懐かしい単語が!
  • 好きな物を作りたいから自由を望む
  • 自由とは何か?自己決定権を持つ事
  • フリーランスノマドも自由ではない
  • 自分のドットを増やしていく
  • 偏りがなくまんべんなくドットを増やしていきたい
  • 自分の自由を価値に繋げて社会に認めてもらう
  • 35歳定年説!老いていく自分をメンテナンス出来るのは自分だけ
  • 人生はデスマーチ!リスクを可視化することが大事
  • 自分の世界を広げよう
  • 関わる環境を変える!自由は闘って勝ち取る!
  • 聞きやすい一定のペースでお話されていましたが内容は胸熱です
  • いろいろと刺さるモノがありました

【14-A-7】クラウド時代の情シスのあり方(仮)

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豪華 スピーカー の方々の実際の体験からくるお話が素晴らしかったです

やはり実際に自分事とて対面している・してきた人たちの話は得る物が多いです

Ask the Speaker でも少しお話をすることが出来ました。

私の所属する会社は社内情報システム部もそうだが会社全体も指摘されているような

状態に近いと認識している。ただ、該当する部署やポジションにいる人たちには

声が届かないし気づいてもらえない事が多い。本人たちが気づくきっかけを作るには

一体どうしたらいいか?との質問に

ハンズラボの長谷川さんは

成功体験をさせてあげたらいいと思う。一度でいいから成功を体験すれば考え方も

変わるかもしれない。それでも駄目なら何度でもやる。

アイ・ティ・イノベーション の中山さんは

私が今所属している会社をご存知で、昔売っていたパッケージソフトの名前を上げて

もらいました。また、同時に当時とのギャップに驚かれ是非昔のような光るところが

ある会社に戻ってもらいたいとも言っていただきました。

非常に感動しましたが、少しお話しただけで今の状況が伝わるのに社内には

響かない人もいる事実を残念に思いました。

最後にアトラクタの原田さんから

後ろに人も詰まってるしそこにいる楽天の川口さんに話を聞いたらいい!

あと、次の書籍がおすすめだから読むといいと思う

Fearless Change アジャイルに効く アイデアを組織に広めるための48のパターン

という事で、近くにいた楽天の川口さんにも同様の質問を

立場上対立が起こるのであれば、境界線を立場ではなくプロダクトにしたらいい

このプロダクトはこちら側はこうする、もちろんそちら側には手を出さない

↑の本にはいろいろ書いてあるから読んでみてください。

以下メモ(個人的感想含む場合あり)

  • ディスカッションということで、壇上の椅子が1つ空いているので開場から募集します
  • 社内情報システム部の役割は変わってないようで変わってる
  • でも、クラウドの登場で更にビジネス面において変化が求められている
  • ハンズラボの長谷川さん。黒曜石を手渡されて「進んでますなーITは」との感想がステキです
  • おもろないIT
  • おもろないことを続けていたらダメ
  • 今変わらないと不要な部門になる
  • Webエンジニアから学ぶことが沢山ある
  • Webエンジニアに仕事全部取られるぞ
  • これは俺の仕事じゃない。ここまでしか出来ない
  • 耳元で100回でも言えば誰でも出来るようになる
  • 楽天の川口さんが壇上に!
  • 現場に出ると余計な仕事まで押し付けられるかも?という不安がないですか?
  • グレーな仕事は巻き取って帰る
  • ユーザーとのコミニケーションをしっかり取れば大事になることはない
  • 情報システムへの要望・要求って可視化されてないですねー(@今の会社)
  • 情シスは10%ぐらいのリソースでいいから開発してみては?

まとめ

  • Day1よりは勝手がわかったので若干楽に
  • 雪が心配だよ!雪が!
  • 雪だけど午後も最後のセッションまであった!運営の皆様時間調整などの臨機応変な対応ありがとうございました。
  • Ask the Speaker にチャレンジできた。的外れや稚拙な質問に回答いただきありがとうございました。
  • サインもらえた!うっかり写真も取ってもらった。
  • やっぱり知らないことを聞いたり見たりするのは楽しい
  • いろいろときっかけにはなりそうなので続けて頑張る
  • 来年もまた行こう
おまけ

心配していた雪はみなさんご存知の通りの大雪となりました。

会場から家にたどり着くまで通常の3倍近い時間がかかりました。

そして着いたそこは雪国でした・・・どうしてこうなった!

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